“はなはだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ハナハダ
語句割合
93.0%
太甚3.0%
1.5%
1.5%
0.5%
0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女の見た男は非常に疲れていたし又しい苛苛した表情で、何かりに考え詰めているような鬱陶しい歩みをつづけていたのである。
香爐を盗む (新字新仮名) / 室生犀星(著)
しかも其の因縁糾纏錯雑して、果報の惨苦悲酸なる、而して其の影響の、刻毒なる、或は杳渺たる、奇も太甚しというべし。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
その天資、慷慨にして愛国の至情に富む、何ぞその相たるのしき。してその文章をち去りて、殉国靖難の業につきたるが如き、二者ともにそのを同じうせり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
うち見た処如何にも質素で柱などもしく奢った点は更に見えない、これが天下の大将軍の城内の御殿かと疑われるほどだ、史料建築としてはもう一吟味して見なければならないが
武州喜多院 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「子し」の章と並べているのも変であるし、顔淵の語にも痛切に響くものがない。用心して読むべき個所と思われる。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
子、し。子路(葬るに大夫の礼を備えんと欲し)門人を臣たらしむ。病あるとき、曰く、久しいかな、由のりを行なえる。臣なきに臣有るして誰をか欺かん。天を欺かんか。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
原文の方はどうか分らぬが、写しの方は誤字誤文がしく、仮名等にも覚束ない所が多々あって、到底正式の教養ある者の筆に成ったとは信ぜられない。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)