“強張”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こわば73.3%
こはば13.3%
つよば6.7%
コハバ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さっき川島とぶつかった時のような強張こわばった表情になったかと思うと、挙げかけていた手を何時の間にかするりとおろしてしまっていた。
植物人間 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
強張こはばらせた顏が、固い/\花のつぼみを見るやうで、妙に可愛らしく痛々しく、人の心を打ちます。
およそ、眼さきも見えず、勝つか負けるか、確信もなく、ただやみくもに、武名武名、と強張つよばって滅亡のいくさをするほど、愚なる沙汰はござらぬ。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其を察し得た者はなく、皆その、妙に強張コハバつた君江を嗤つた。
戞々たり 車上の優人 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)