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山海
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さんかい
ふりがな文庫
“
山海
(
さんかい
)” の例文
「明後日、立ってくれ。何しろ遠隔だし、知っての通り途中の
山海
(
さんかい
)
には賊の出没もまま聞くところだ。で、君を見込んでやるのだから、しっかり頼む」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それは
山海
(
さんかい
)
の珍味づくしだった。車えびの天ぷら。真珠貝の吸物、
牡牛
(
おうし
)
の舌の
塩漬
(
しおづけ
)
、
羊肉
(
ひつじにく
)
のあぶり焼、茶の
芽
(
め
)
のおひたし、
松茸
(
まつたけ
)
の
松葉焼
(
まつばやき
)
……いや、もうよそう。
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
地球面の人類、その数億のみならず、
山海
(
さんかい
)
天然
(
てんねん
)
の
境界
(
きょうかい
)
に
隔
(
へだ
)
てられて、
各処
(
かくしょ
)
に群を成し各処に
相分
(
あいわか
)
るるは止むを得ずといえども、各処におのおの衣食の
富源
(
ふげん
)
あれば、これによりて生活を
遂
(
と
)
ぐべし。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
山海
(
さんかい
)
の涼風にひとり眼をほそめているような静かな山上の人を知ると、なんとなく自分らもすべてをまかせ切ったおちつきの中にその姿勢を
柔軟
(
にゅうなん
)
なものにしていられた。
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“山海”の意味
《名詞》
山と海。
陸と海。
(出典:Wiktionary)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
“山海”で始まる語句
山海経
山海嘯
山海関
山海鼠
山海丸
山海經
山海相聞