“金糸雀”のいろいろな読み方と例文
旧字:金絲雀
読み方割合
かなりや56.3%
カナリヤ31.3%
カナリア12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、旅宿の一で出来るだけ小さくなつて、溜息ばかりいてゐると、次の日曜日の朝、夫人は金糸雀のやうな声ではしやぎ出した。
まるで金糸雀みたいに唄ってやがるのさ! クヴシンニコフの奴はおれの傍に坐っていやがったがね、『どうだい、君、あの野苺も摘んでやろうか!』
かれの直垂をかすめて、まッ黄色な金糸雀がツウ——と飛んだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)