“金糸鳥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
カナリヤ66.7%
かなりや33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はい、何でございますか? ワルソオへ帰りますには、三千法もあれば充分なのでございます。ああ、懐かしいヴィスチュウルの河よ! ちっちゃな電車よ! 私の金糸鳥カナリヤよ! さようなら。
今やこの未来のとおおやは、恰かも用心深い猫が、どこかから主人が見ておりはせぬかと、片方の眼であたりに注意をはらいながら、石鹸でござれ、蝋燭でござれ、獣脂でござれ、金糸鳥カナリヤでござれ
だから冬から春への推移だって、鳥屋の前で金糸鳥かなりや和毛にこげにそそぐ日の光を二三秒立留って眺めて面白いと思っただけであった。忙しいことがむしろ面白かった。
風景 (新字旧仮名) / 原民喜(著)