“かなりや”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カナリヤ
語句割合
金糸雀71.4%
金絲雀14.3%
金糸鳥7.1%
金雀7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金糸雀かなりやのやうな声を出して、短い言葉にたつぷり艶をつけて云ふので、天の使にものを云うて貰ふ位美しいものであつた。
金絲雀かなりやでもてのひらの上に載せて來たといふ心になつた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
だから冬から春への推移だって、鳥屋の前で金糸鳥かなりや和毛にこげにそそぐ日の光を二三秒立留って眺めて面白いと思っただけであった。忙しいことがむしろ面白かった。
風景 (新字旧仮名) / 原民喜(著)
山鳩やまばとには麻の実があり、ひわにはきびがあり、金雀かなりやには蘩蔞はこべがあり、駒鳥こまどりには虫があり、はちには花があり、はえには滴虫があり、蝋嘴しめには蠅があった。彼らは互いに多少相み合っていた。