“芝雀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しばじゃく50.0%
しじやく25.0%
しばじやく25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またその上に大阪役者の中村芝雀しばじゃく(後に雀右衛門)を従兄妹いとこにもっていたので、東上のおりには、引幕をおくったり見連けんれんを催したりする、彼女の生活の色彩は、いよいよ華やかであった。
竹本綾之助 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
芝雀しじやくる、福助のるあの梅川が八十三の皺くちやばゞあになるまで生きながらへてゐた事を考へるのは、恋をする者にとつて良い教訓である。
雀右衛門になつて死んだもとの芝雀しばじやくにしても、顔はよくなかつたが、役柄に融通が利き、美しく見える瞬間が多かつた。
役者の一生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)