『ウィネッカの秋（ウィネッカのあき）』

シカゴの街は、大陸の真中にあるので、寒暑の差がいちじるしい。夏は華氏の百度を突破することがしばしばあり、冬はまた摂氏零下二十度、あるいはそれ以下になることも時々ある。しかしアメリカとしては、それでもまだ気候がそう悪い方ではない。それはミシガ …

著者	中谷宇吉郎
ジャンル	文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出	「知られざるアメリカ」文藝春秋新社、1955（昭和30）年
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約9分（500文字/分）
朗読目安時間	約15分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

後庭（バック・ヤード） 張（ば） 黒鳥（ブラック・バード） 旧（ふる） 五間（ごけん） 木鼠（りす） 蛸（たこ） 雀（すずめ） 頃合（ころあい） 気塊（きかい） 馴（な） 聳（そび） 算（かぞ） 真直（まっすぐ） 瓦斯（ガス） 駒鳥（こまどり） 煤（すす） 焚（た） 焔（ほのお） 烏（からす） 殷賑（いんしん） 樫（かし） 梢（こずえ） 柏（かしわ） 天蓋（てんがい） 外（ほか） 塩梅（あんばい） 塀（へい） 偲（しの） 交錯（こうさく）