“鶴舞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つるまい66.7%
つるま33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
青木の家は鶴舞つるまい公園の裏手の郊外といった感じの場所にあったが、季節にしては暖い晩だったし、酔ってもいたので、車にも乗らず態と廻り道をして
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
明治元年に徳川家があらたにこの地にほうぜられたので、正直は翌年上総国市原郡いちはらごおり鶴舞つるまいうつった。城内の家屋は皆井上家時代の重臣の第宅ていたくで、大手の左右につらなっていた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
けれど、翌日の五月三十日の名古屋は予想外な好天気にめぐまれ、朝日主催の中京各流の茶道大会は、鶴舞つるま公園の公会堂がきれいな人々で溢れるほどな盛況だった。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)