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鶴翼
ふりがな文庫
“鶴翼”の読み方と例文
読み方
割合
かくよく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくよく
(逆引き)
謙信はこれをみてとり、その旗本を
鶴翼
(
かくよく
)
の陣、即ち横にひろがる隊形に展開して、八幡原の信玄の旗本めがけて槍刀を揮って突撃した。
川中島合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
府中城の大手に向って、
奔河
(
ほんが
)
の羽柴勢は、
鶴翼
(
かくよく
)
のひらきを示した。そしてただ
千瓢
(
せんぴょう
)
の馬印だけが、しばらく動かずにあった。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と声を掛け、やがてユラリと打ち乗ると、次第に集まる軍勢を、右に左に伍を組ませ、見る見る
鶴翼
(
かくよく
)
に陣立てしたのは、さすがに老功の手練である。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
鶴翼(かくよく)の例文をもっと
(17作品)
見る
“鶴翼”の意味
《名詞》
鶴の翼。
鶴が翼を広げたような陣形。
(出典:Wiktionary)
鶴
常用漢字
中学
部首:⿃
21画
翼
常用漢字
中学
部首:⽻
17画
“鶴”で始まる語句
鶴
鶴嘴
鶴見
鶴首
鶴岡
鶴氅
鶴亀
鶴唳
鶴吉
鶴松
“鶴翼”のふりがなが多い著者
吉川英治
上田敏
国枝史郎
菊池寛
山本周五郎