“かくよく”の漢字の書き方と例文
語句割合
鶴翼100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右翼に酒井忠次ただつぐと織田の援軍との混合隊をはいし、左翼に石川いしかわ、小笠原、松平、本多の軍を置き、そのうしろぞなえにみずから本陣を張って鶴翼かくよくのかまえをとった。
死処 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
かひなは伸べて鶴翼かくよくのやう
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
いつでも早速に相変化転そうへんけてんするのが陣形の本質で、鶴翼かくよくでも蛇形だけいでも鳥雲ちょううんの陣でも、そのままに固執こしつしたりするのでは、死陣であって活陣ではない。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)