“石川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いしかわ44.4%
いしかは33.3%
いしがわ11.1%
せきせん11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうち、一ばん背の高いのは花田はなだ君といって、中学の二年生、あとのふたりはおなじ中学の一年生で、石川いしかわ君と田村たむら君です。
虎の牙 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
もう其話そのはなしはめ/\といひながらたちあがるときおもてとほ兵兒帶へこおびの一むれ、これ石川いしかはさん村岡むらおかさんおりきみせをおわすれなされたかとべば、いや相變あひかはらず豪傑ごうけつこゑかゝり
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
この地へ行くには花巻はなまきの停車場にて汽車をり、北上川きたかみがわを渡り、その川の支流さる石川いしがわたにつたいて、東の方へ入ること十三里、遠野の町に至る。山奥には珍しき繁華の地なり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
山辺の湯といふあり。疝癪の腹痛によし。至てぬるしといふ。〕下の諏訪秋宮に詣り、田間の狭路をすぐ。青稲せいたう脚を掩ひ鬱茂せり。石川せきせんあり。急流琤々さう/\としてに通ず。諏訪湖水面漾々たり。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)