“花巻”の読み方と例文
読み方割合
はなまき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近頃花巻はなまきにも窯が開かれましたが、仕事はこれからであります。よき材料があるので、よき作手つくりてを待つのみであります。花巻はむしろ人形で知られております。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
この地へ行くには花巻はなまきの停車場にて汽車を下り、北上川きたかみがはを渡り、その川の支流猿が石川の渓を伝ひて、東の方へ入ること十三里、遠野の町に至る。山奥には珍しき繁華の地なり。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)
私たちはそのよこを通って川の岸まで行ったのです。草の生えた石垣いしがきの下、さっきの救助区域の赤い旗の下にはいかだもちょうど来ていました。花城かじょう花巻はなまき生徒せいとがたくさんおよいでおりました。
イギリス海岸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)