“鳥雲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょううん80.0%
とりぐも20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつでも早速に相変化転そうへんけてんするのが陣形の本質で、鶴翼かくよくでも蛇形だけいでも鳥雲ちょううんの陣でも、そのままに固執こしつしたりするのでは、死陣であって活陣ではない。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これなん鳥雲ちょううんの陣とでもいうのか、やがて織田軍の柵へ近づくや、原、内藤、武田信廉のぶかどの諸部隊からまず鳥群のむら立つように、一斉、わめきかかって来た。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれども、こういう鳥雲とりぐもの中でいちばん大きなのが、いまあらわれてきました。それは、あっちこっちから飛んできて、いっしょになった鳥のむれでできているのです。