“づる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
57.1%
35.7%
7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鮎の若竹蒸し、というのは、今年竹のひと節を割り、その中へ鮎をまるのまま入れ、あけびづるで巻いたのを、外から藁火わらびで蒸し焼きにする、のだそうである。
山彦乙女 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
小豆色あずきいろした地のごりごりした小浜の振袖ふりそでに、金糸銀糸で千羽づるを刺繍してある帯をしめた彼女と、兄夫婦に妹も加わって、写真を取ったことがあった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
一生涯が間身を放たで持ちたりける、五人ばりにせきづる懸けて湿しめし、三年竹の節近ふしぢかなるを、十五束二伏ふたつぶせこしらへて、やじり中子なかご筈本はずもとまで打ち通しにしたる矢、たゞ三筋を手挟たばさみて