“千鶴”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
ちづる	57.1%
ちず	42.9%

ちづる

立（た）てる絶壁（ぜつぺき）の下（した）には、御占場（おうらなひば）の崖（がけ）に添（そ）つて業平岩（なりひらいは）、小町岩（こまちいは）、千鶴（ちづる）ヶ崎（さき）、蝋燭岩（らふそくいは）、鼓（つゞみ）ヶ浦（うら）と詠続（よみつゞ）いて中山崎（なかやまさき）の尖端（とつさき）が牙（きば）である。

十和田湖 (新字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)

義隆（よしたか）と千鶴（ちづる）がチブスになって、入院したものですから、倉知の奥さんに頼んで地所を抵当にして、金を借りてもらったのですが、奥さんは他処（よそ）から借りてやるから、ちょっとした証書を作って

白っぽい洋服 (新字新仮名) ／ 田中貢太郎(著)

ちず

「千鶴（ちず）めを、折檻（せっかん）しておりました。手討にしてくれんものと、刀を抜きましたら、逃げまわって」

新書太閤記：02 第二分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

「伯母様（さん）、何をそんなにそわそわしておいでなさるの？　ごゆっくりなさいな。お千鶴（ちず）さんは？」

小説　不如帰　 (新字新仮名) ／ 徳冨蘆花(著)

千	常用漢字 小１ 部首:⼗ 3画
鶴	常用漢字 中学 部首:⿃ 21画