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千鶴
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ちづる
ふりがな文庫
“
千鶴
(
ちづる
)” の例文
立
(
た
)
てる
絶壁
(
ぜつぺき
)
の
下
(
した
)
には、
御占場
(
おうらなひば
)
の
崖
(
がけ
)
に
添
(
そ
)
つて
業平岩
(
なりひらいは
)
、
小町岩
(
こまちいは
)
、
千鶴
(
ちづる
)
ヶ
崎
(
さき
)
、
蝋燭岩
(
らふそくいは
)
、
鼓
(
つゞみ
)
ヶ
浦
(
うら
)
と
詠続
(
よみつゞ
)
いて
中山崎
(
なかやまさき
)
の
尖端
(
とつさき
)
が
牙
(
きば
)
である。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
義隆
(
よしたか
)
と
千鶴
(
ちづる
)
がチブスになって、入院したものですから、倉知の奥さんに頼んで地所を抵当にして、金を借りてもらったのですが、奥さんは
他処
(
よそ
)
から借りてやるから、ちょっとした証書を作って
白っぽい洋服
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
お久さんの娘は
千鶴
(
ちづる
)
というの。私のすぐ下に
千鶴子
(
ちづこ
)
というのが生れて、その子は札幌で生れ、へその緒を産婆がランプの芯切りばさみで切って(!)それを知らずにいて、すぐ死んでしまいました。
獄中への手紙:08 一九四一年(昭和十六年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
そのとき御門下の方々のお噂が出て「そういえば御国許には長橋
千鶴
(
ちづる
)
というひとがいる筈だ。私が京に居た頃からの雅友で、会ったことはないが十年の余も文の往来が絶えない。おいでになったらぜひ訪ねてごらんなさい……」
日本婦道記:桃の井戸
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
千
常用漢字
小1
部首:⼗
3画
鶴
常用漢字
中学
部首:⿃
21画
“千鶴”で始まる語句
千鶴子