“さて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
64.5%
21.3%
却説8.9%
2.4%
閑話休題1.8%
叉手0.6%
扨而0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さてこそ彌々いよ/\學士がくし外妾かこいか、よしや令孃れいぢようぶればとておさとはいづれれたもの
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さて雑誌を出すについては、前々ぜん/\から編輯へんしうはう山田やまだわたしとが引受ひきうけて
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
さてうして家庭が貧困のうちあえいで居乍らも、金さえ這入れば私は酒と女に耽溺する事を忘れませんでした。
陳情書 (新字新仮名) / 西尾正(著)
つねかんがへてゐるが、さてその日曜にちえうると、たまにゆつくりられるのは
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
却説さて一昨年岡崎邦輔君の紹介である人が予に尋ねられたは、何とかいう鉄道は鬼門に向いて敷設され居るとて一向乗客少ない。
却説さて、林謹直のオヴァーランドが日比谷公園の近くまで来ると、公園の方に当ってワアッと言う凄まじいどよめきが起った。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
さて、人が猫を放しますと猫はするすると煙草屋彦兵衛という者の所にまいり、直ぐその膝の上にのってしまいました。
殺された天一坊 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
さて、昨年の八月十六日の日ですが、此の日の午後、K町の小田の家には二人の男の客がありました。
彼が殺したか (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
閑話休題さて、博士が、その押釦の一つを押すと、豆戦車の蓋がぽっかり明いた。博士はその穴から首を出して左右を見廻した。
閑話休題さて、金博士は、ようやく注意力の二割がたを、蜘蛛の声に向けていた。
茹だつた饂飩は叉手さてで揚げて手桶へ入れて井戸端へ行つて冷たい水で曝して「しようぎ」へあげる。
芋掘り (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
扨而さて此の二日の大地震は前古未曾有みぞうにて、御同樣杖とも又柱ともたよりに致居候水戸の藤田戸田之兩雄も搖打ゆりうちに被逢、黄泉よみぢの客と被成候始末、如何にも痛烈之至り、何事も此ぎりと旦暮あけくれ愀悒しういう嗟嘆さたん相極め居候、御深察可下候。
遺牘 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)