“さしゅ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
左手45.5%
叉手27.3%
詐取27.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いいえさ、冥土の道がいいよ!」左手さしゅで抱き締め動かさず、右手をふるうと力をこめ、「どんなものだえ!」と突っ込んだ。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
小さな叉手さしゅを出して「どれでも欲しいのをおすくいなさい」というのですが、なかなか思うようにすくえません。とうとう金魚屋さんに頼みました。落したら大変と、大事に提げて帰ります。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
同時に彼は、自分から半日の駄賃と酒代さかて詐取さしゅした十幾人もの人間が世間に満ちてはいるが
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)