“せっ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
61.1%
22.2%
5.6%
5.6%
5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そもそも我輩がここに敬の字を用いたるは偶然にあらず。男女肉体を以てあいせっするものなれば、仮令たとえいかなる夫婦にても一時の親愛なきを得ず。
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ちょうど、わかおんなが、みせまえって、せっけんをていましたが、ここをはなれて、あちらへいきかけたときです。
道の上で見た話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「よく分った。では、どうだろう。せっかく皆で仲よくなったのだから、もう、どの小鳥も、どこへも行かずに、四つの小鳥の、四つの特色を交ぜて、何か一つの合作をやっては」
トシオの見たもの (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
せっかく元気よく暮らして居るこの世の中に、いつの間にか流行病のバチルスが、そっと片隅から湧き出したり、でこぼこな黒い土のなかから美しい赤い花が、つややかに咲き出たり
トシオの見たもの (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
みんなせっかちになっているんだ。
断層顔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
第二はせっ法というので即ち宗教というのであろう、本願寺を始めとして到るところに建ッておる教会を見ても分る。第三のはにょう房というやつ、これは恐ろしい勢力を持ッておるものだそうです。
人格の養成 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)