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其処辺
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そこら
ふりがな文庫
“
其処辺
(
そこら
)” の例文
旧字:
其處邊
植木屋と云うものは勝手なもので、一度手入れをさせたら、こっちで呼ばないのに、時々若い者を連れて仕事にやって来る。物の一月余りもこちこち
其処辺
(
そこら
)
をいじって居る事がある。
文士の生活:夏目漱石氏-収入-衣食住-娯楽-趣味-愛憎-日常生活-執筆の前後
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
多吉は大きい
欠呻
(
あくび
)
をしながら出て来て、笑ひながら
其処辺
(
そこら
)
にゐる生徒共を見廻した。
道
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
此方
(
こっち
)
は百五十か
其処辺
(
そこら
)
の金を
見付出
(
みつけだ
)
して
漸
(
ようや
)
く
一盃
(
いっぱい
)
飲で帰る所だ。
忌々敷
(
いまいまし
)
い奴等だ。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
美しい果実はまだ青い葉をつけたまま
其処辺
(
そこら
)
に幾つも転がって出た。
幼年時代
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
真蔵はそれには
応
(
こた
)
えず、
其処辺
(
そこら
)
を見廻わしていたが
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
其
漢検準1級
部首:⼋
8画
処
常用漢字
小6
部首:⼏
5画
辺
常用漢字
小4
部首:⾡
5画
“其処”で始まる語句
其処
其処此処
其処等
其処彼処
其処許
其処々
其処中
其処迄
其処是処
其処等中