“とりゐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鳥居77.8%
華表22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
肩を叩かれて私が目を見上げますと左手に大きい鳥居とりゐがあるのでした。母は車上で手を合せてはいをして居ました。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
とうさんのおうちうらにも、のお百姓ひやくしやう神樣かみさままつつてありました。あか鳥居とりゐおくにあるちひさなやしろがそれです。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
一時間ののち、われは鳥居峠の絶巓、御嶽おんたけ神社遙拜所の華表とりゐの前なる、一帶の草地に藺席ござを敷きて、峠を登り來りし勞を醫しながら、じつと眼下に展げられたる木曾の深谷しんこくの景を見やりぬ。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
『あの白いのが華表とりゐだね。』
百日紅 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)