“掘割”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほりわり76.9%
ほりわ23.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ルカー・アレクサンドルィチは、よろめきながらも、さすがに心得たもので、なるたけ掘割ほりわりからはなれようはなれようとしていた。
カシタンカ (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
例えば江戸市中の何処どこの所に掘割ほりわりをして通船かよいせん運上うんじょうを取るがよろしいと云う者もあり、又あるい新川しんかわ這入はいる酒に税を課したらかろうとか
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
それは、どぶの水が、どぶ板のおしまいのところで、大きな掘割ほりわりに落ちこんでいる音だったのです。あぶないこと、このうえもありません。
雪を浮かべて黒ぐろと動く深夜の掘割ほりわりに、大きな渦まきが押し流れていった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)