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蜒々
ふりがな文庫
“蜒々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
えんえん
88.9%
うねうね
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えんえん
(逆引き)
さながら
百足
(
むかで
)
の這うかのように
蜒々
(
えんえん
)
たる一条の火の帯が南に向かって拡がり群がり、打ち鳴らす太鼓、吹き立てる貝、堂々として押して行く。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
門のそとに、コンクリート塀の高さと
蜒々
(
えんえん
)
たる長さとを際立たせて、田舎の小駅にでもありそうなベンチがある。
乳房
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
蜒々(えんえん)の例文をもっと
(16作品)
見る
うねうね
(逆引き)
で、仕様事なしに山の頂から、ズツと東の方を
眺
(
なが
)
めて居ますと、
遙
(
はる
)
か向ふから
蜒々
(
うねうね
)
とした細い川を
筏
(
いかだ
)
の流れて来るのが見えました。
山さち川さち
(新字旧仮名)
/
沖野岩三郎
(著)
仮面
(
めん
)
は能面の
重荷悪尉
(
おもにあくじょう
)
で、狭い額、
円
(
つぶら
)
の眼、
扁平
(
へんぺい
)
の鼻、カッと開いた口、
顎
(
あご
)
に垂らした白い
髯
(
ひげ
)
、眼下の頬に畳まれた
蜒々
(
うねうね
)
とした縦横の皺——すべて陰深たる悪人の相で
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
蜒々(うねうね)の例文をもっと
(2作品)
見る
蜒
漢検1級
部首:⾍
13画
々
3画
“蜒”で始まる語句
蜒
蜒女
蜒転
蜒轉𢌞
“蜒々”のふりがなが多い著者
徳富蘇峰
沖野岩三郎
牧逸馬
国枝史郎
林不忘
中里介山
横光利一
林芙美子
岡本かの子
宮本百合子