“蜒転”の読み方と例文
読み方割合
えんてん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今ここで武道者を殺害した滝之助は、その血の滴たる鎌を洗うべく御手洗池みたらしいけに近寄った。蠑螈いもりが時々赤い腹を出して、水底に蜒転えんてんするのは、鎌の血と色を競うかとも見えた。
怪異黒姫おろし (新字新仮名) / 江見水蔭(著)