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蜒
ふりがな文庫
“蜒”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
うね
79.5%
うねり
5.1%
くね
5.1%
う
2.6%
うな
2.6%
えん
2.6%
わだかま
2.6%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うね
(逆引き)
痣のある武士、ムーッと呻くと、ポタリと刀を落としたが、全身を弓のように
蜒
(
うね
)
らせると、ヒョロヒョロヒョロヒョロと前へ出た。
神秘昆虫館
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
蜒(うね)の例文をもっと
(31作品)
見る
うねり
(逆引き)
胸から胴から下腹部から、延ばされた二本の脚の方へ、
蜒
(
うねり
)
のようなものが伝わって行く。のた打っている爬虫類さながらである。
血ぬられた懐刀
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
蜒(うねり)の例文をもっと
(2作品)
見る
くね
(逆引き)
築山の
羅漢柏
(
あすはひのき
)
、枝ぶりの
蜒
(
くね
)
つた松、ばらばらの寒竹、苔蒸した岩、瓢箪形の池の飛石、
汀
(
みぎは
)
の
小亭
(
ちん
)
、取りあつめて、そのまま一つの
象
(
すがた
)
になつてる。動きの無い庭、幽かな庭。
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
蜒(くね)の例文をもっと
(2作品)
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う
(逆引き)
富士帯の大幹とも根柢ともいうべき富士山は、南に伊豆函根の諸山を放って海に入っているが、北は茅ヶ岳、金ヶ岳、八ヶ岳と
蜒
(
う
)
ねって、その間に千曲川の断層を挟んで、日本南アルプスの白峰山脈
日本山岳景の特色
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
蜒(う)の例文をもっと
(1作品)
見る
うな
(逆引き)
永い苦海の間にも精気の
緩急
(
おきふし
)
があって、○○○の肌が死ぬほど
鬱
(
うっ
)
とうしく感ぜられ、それがまるで、大きな波の
蜒
(
うな
)
りの底に横わっていて
絶景万国博覧会
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
蜒(うな)の例文をもっと
(1作品)
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えん
(逆引き)
大手前の方から真っ直ぐにお練りで来た大名の一列がある——先払いの
徒士
(
かち
)
侍、二本
萌黄羅紗
(
もえぎらしゃ
)
の道具金紋
先筥
(
さきばこ
)
、
蜒
(
えん
)
として半町にわたる行列、今しも外濠の橋を渡りかけて半ばは町へ入っていた。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蜒(えん)の例文をもっと
(1作品)
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わだかま
(逆引き)
思惟と感情の異様な
蜒
(
わだかま
)
り、粘っこさを文体にまで反映して、若き世代の文学が当面している社会的・文学的重圧の大きさを思わしめるものが多かったのである。
今日の文学の展望
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
蜒(わだかま)の例文をもっと
(1作品)
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蜒
漢検1級
部首:⾍
13画
“蜒”を含む語句
蜿蜒
蚰蜒
蜒々
蝘蜒
蜻蜒
尻切蜻蜒
蚰蜒眉
蚰蜒魂
蜒女
蜒転
蜒轉𢌞
蜿蜒裊娜
蟠蜒
“蜒”のふりがなが多い著者
国枝史郎
小島烏水
小栗虫太郎
北原白秋
若山牧水
吉川英治
中里介山
泉鏡花
夢野久作
太宰治