“蚰蜒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げじげじ72.7%
げじ9.1%
げじ/\9.1%
ゲジゲジ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのはずで、愛の奴だって、まさか焼跡の芥溜ごみためからいて出た蚰蜒げじげじじゃありません。十月腹を貸した母親がありましてね。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
老夫婦蚰蜒げじをにくみて住みにけり
六百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
人を蚰蜒げじ/\見たようにつまみ出しゃアがったよ、悔しくって/\仕様がねえから、仕返しに往っておくれよ
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
『凧刻んで夜の壁に描き得た我が霊妙なる壁画を瞬く間に擾して、越後獅子の譜の影は蠅になって舞踏する。蚯蚓も輪に刎ね蚰蜒ゲジゲジは反って踊る。』(隣の糸)なぞという文章にあっては
鏡花氏の文章 (新字新仮名) / 中島敦(著)