“げじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
下知88.9%
偈辞5.6%
蚰蜒5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それにひきかえ、領下の百姓老幼までが、正成の下知げじに従って、ともあれ必死に働いてくれておるのは、何と、あわれな者ではないか。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
諷経ふうきん散華さんげなどの式のあと、さらに禅門各大和尚たちの、起龕きがん念誦ねんじゅ奠湯てんとう奠茶てんちゃ拾骨しゅうこつ、——などこもごもな礼拝が行われ、さいごに宗訢そうきん笑嶺和尚の、偈辞げじが読まれ、笑嶺が満身から
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
老夫婦蚰蜒げじをにくみて住みにけり
六百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)