“したし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
92.6%
下凍1.5%
下知1.5%
1.5%
1.5%
浸物1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「奈良の公園に鹿がぱなしにしてあるのは気持が良い。吾々はお蔭で、動物の生活にしたしんで彼等を愛する事が出来るやうになる。」
地にころげここだ下凍したしむかやの実はかきさがすまもかなしかりけり
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ときはいまあめ下知したし五月さつきかな
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(十三) 有子曰く、信、義に近きときは、ことむべきなり。恭、礼に近きときは、恥辱に遠ざかる。したしむところ其の親を失わざるときは亦とうとぶべきなり。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
樗園と艮斎とは、少時同く柔術を松宮柳囿りういうに学び、したしむこと兄弟の如くであつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
良吉はいぶかしさうに膳の上を見入つたが、其處には故郷くにから來たらしい食物は一つもなかつた。甘つたるい浸物したし鹽鱒しほますの燒いたのと、澤庵と辣薤らつきようとが珍しくもなく並んでゐるばかりだつた。
母と子 (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)