蜒々うねうね)” の例文
で、仕様事なしに山の頂から、ズツと東の方をながめて居ますと、はるか向ふから蜒々うねうねとした細い川をいかだの流れて来るのが見えました。
山さち川さち (新字旧仮名) / 沖野岩三郎(著)
仮面めんは能面の重荷悪尉おもにあくじょうで、狭い額、つぶらの眼、扁平へんぺいの鼻、カッと開いた口、あごに垂らした白いひげ、眼下の頬に畳まれた蜒々うねうねとした縦横の皺——すべて陰深たる悪人の相で
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)