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くびき
ふりがな文庫
“
頸城
(
くびき
)” の例文
常人
(
たゞびと
)
にて
力士
(
りきし
)
の
聞
(
きこ
)
えありしは
頸城
(
くびき
)
郡の中野善右エ門、立石村の長兵衛、蒲原郡三条の三五右エ門、
是等
(
これら
)
無双
(
ぶさう
)
の大力にて人の知る所なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
国府
(
こう
)
を中心にして、
新川
(
にいかわ
)
や
頸城
(
くびき
)
あたりから、ある時は、赤石、
小田
(
おだ
)
の浜の地方まで、親鸞は、ひょうひょうと布教にあるいた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それ故にまた信州北部から越後
頸城
(
くびき
)
地方にかけてこれをドコドコグサといい、飛騨の高山では直接にドコドコツイダを以てこの草の名としている。
野草雑記・野鳥雑記:01 野草雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
前には脈々たる
頸城
(
くびき
)
の
山嶺
(
さんれい
)
が迫って、その高い山を越えれば他国である。何の山にも雪が来て頭が真白になっていた。雲が降りて山々の腰から上は墨を塗ったようだ。
越後の冬
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
赤城と白根の間に男体山が見える、人夫の一人は男体山を富士山だかと三、四回も自分に質問した、浅間山が
盛
(
さかん
)
に噴煙している、
頸城
(
くびき
)
の平野を隔てて
妙高
(
みょうこう
)
山が
屹立
(
きつりつ
)
していて
平ヶ岳登攀記
(新字新仮名)
/
高頭仁兵衛
(著)
▼ もっと見る
それから
頸城
(
くびき
)
の山の中に松の山温泉といふのがあつて、これは女の病気によくきくといふことであるが、交通が不便なので、地方的にしか知られてゐなかつたが、一昨年あたりから
女の温泉
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
焼山の
蝙蝠
(
こうもり
)
は、
糸魚川
(
いといがわ
)
方面からは、分明に見えるというし、米山に鯉があらわれると、魚が
漁
(
と
)
れないという諺もある、
頸城
(
くびき
)
郡の黒姫山の寝牛、同じく白鳥山の鳥など、雪の国だけあって
雪の白峰
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
頸城
(
くびき
)
の山もなかなか素敵だ。スキーはなくても下りは早い。スキーを置いたところから少し下ると猿倉の小屋が見つかった。神戸徒歩会の人がトリコニーの鋲靴を履いた案内を連れている。
単独行
(新字新仮名)
/
加藤文太郎
(著)
家筋を
思召
(
おぼしめ
)
され、家督は相違なく
嫡子
(
ちゃくし
)
小平太(当年八歳、後に政永)へ下置かれる
旨
(
むね
)
、月番老中本多
中務
(
なかつかさ
)
大輔から申渡された。十一月一日、越後国
頸城
(
くびき
)
郡高田へ国替を命ぜられ、翌年、入部した。
鈴木主水
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
常人
(
たゞびと
)
にて
力士
(
りきし
)
の
聞
(
きこ
)
えありしは
頸城
(
くびき
)
郡の中野善右エ門、立石村の長兵衛、蒲原郡三条の三五右エ門、
是等
(
これら
)
無双
(
ぶさう
)
の大力にて人の知る所なり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
イマズリ 籾で貯えておいて、盆の頃になって
籾摺
(
もみすり
)
したものをエマズリすなわち今摺という(
頸城
(
くびき
)
方言集)。
食料名彙
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
前
(
まへ
)
にもしば/\いへるごとく、北国中にして越後は第一の雪国なり。その中にも
魚沼
(
うをぬま
)
・
古志
(
こし
)
・
頸城
(
くびき
)
の
三郡
(
さんぐん
)
を大雪とす。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
それから『
越後野志
(
えちごやし
)
』巻十八には、山男の屍骸の例が一つある。天明の頃、この国
頸城
(
くびき
)
郡
姫川
(
ひめかわ
)
の流れに、山男が山奥から流れてきた。裸形にして腰に
藤蔓
(
ふじづる
)
を
纏
(
まと
)
う。身のたけ二丈余とある。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
前
(
まへ
)
にもしば/\いへるごとく、北国中にして越後は第一の雪国なり。その中にも
魚沼
(
うをぬま
)
・
古志
(
こし
)
・
頸城
(
くびき
)
の
三郡
(
さんぐん
)
を大雪とす。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
一ばん鹿島から遠いのは
越後
(
えちご
)
頸城
(
くびき
)
地方の弥勒歌で、是だけは祝宴の席に歌われるとあって、神社の祭礼とは関係がないようだが、歌の章句にはやはり前に掲げた「世の中はまんご
末代
(
まつだい
)
」があった。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
魚沼
(
うをぬま
)
郡に
小千谷
(
をぢや
)
、古志郡に
三条
(
さんでう
)
、三嶋郡に
寺泊
(
てらとまり
)
○
出雲崎
(
いづもざき
)
、
刈羽
(
かりは
)
郡に
柏崎
(
かしはざき
)
、
頸城
(
くびき
)
郡に
今町
(
いままち
)
なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
(
頸城
(
くびき
)
三郡史料。新潟県西頸城郡名立町)
日本の伝説
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
魚沼
(
うをぬま
)
郡に
小千谷
(
をぢや
)
、古志郡に
三条
(
さんでう
)
、三嶋郡に
寺泊
(
てらとまり
)
○
出雲崎
(
いづもざき
)
、
刈羽
(
かりは
)
郡に
柏崎
(
かしはざき
)
、
頸城
(
くびき
)
郡に
今町
(
いままち
)
なり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
頸
漢検準1級
部首:⾴
16画
城
常用漢字
小4
部首:⼟
9画
“頸城”で始まる語句
頸城郡