“越後野志”の読み方と例文
読み方割合
えちごやし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから『越後野志えちごやし』巻十八には、山男の屍骸の例が一つある。天明の頃、この国頸城くびき姫川ひめかわの流れに、山男が山奥から流れてきた。裸形にして腰に藤蔓ふじづるまとう。身のたけ二丈余とある。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
信州戸隠でも大雨ののち、畑などの土に二三尺の足跡のあるのをたびたび見たといい、越後の苗場山なえばやまでも雨後に山上に登れば、長さ尺余の足跡を見ることがあると、『越後野志えちごやし』巻六に書いている。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)