“越後守”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えちごのかみ50.0%
ゑちごのかみ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「するとお奉行所では」と金兵衛が続けた、「今月は北のお係りで、島田越後守えちごのかみさまと仰しゃるそうですが、不届きである、というのだそうです」
文化の末に金澤瀬兵衞と云ふものが長崎奉行ぶぎやうを勤めてゐたが、此人は叙爵の時越後守ゑちごのかみとなるべきを、菓子商の稱を避けて百官名を受け、大藏少輔おほくらせういうにせられたと、大郷信齋の道聽塗説どうていとせつに見えてゐる。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)