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扼
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さす
ふりがな文庫
“
扼
(
さす
)” の例文
雨霽
(
あまあが
)
りで元気は
可
(
よし
)
、女
小児
(
こども
)
の手前もあって、これ見よがしに腕を
扼
(
さす
)
って——
己
(
おら
)
が一番見届ける、得物なんぞ、何、
手掴
(
てづか
)
みだ、と大手を振って出懸けたのが、山路へかかって、八ツさがりに
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
中屋敷下屋敷へも
遍
(
あまね
)
く聞え渡ったので、血気の若侍共は我れその変化の正体を見届けて、渡辺綱、阪田公時にも優る武名を轟かさんと、いずれも腕を
扼
(
さす
)
って上屋敷へ詰かけ、代る代る
宿直
(
とのい
)
を
為
(
し
)
たが
池袋の怪
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
扼
漢検1級
部首:⼿
7画
“扼”を含む語句
切歯扼腕
扼殺
扼腕
制扼
扼死
禁扼
絞扼死
要扼