“鬼子母神様”の読み方と例文
読み方割合
きしもじんさま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伜がおなかります頃、女房と二人で、鬼子母神様きしもじんさま参詣おまいりをするのに、ここを通ると、供えものの、石榴ざくろを、私が包から転がして、女房が拾いまして、こぼれた実を懐紙ふところがみにつつみながら
「おとなしくして、鬼子母神様きしもじんさまの子におなりなさい」
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)