“かんさい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
乾菜11.5%
寛斎11.5%
関西11.5%
干菜7.7%
閑斎7.7%
奸妻3.8%
奸才3.8%
寒斉3.8%
寛哉3.8%
漢塞3.8%
(他:8)31.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
驚いたことには、多少その中に蓄えておいた穀物もし肉も、天井につるしておいた乾菜かんさいまできれいに失くなっているのだった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
干栗かちぐり乾菜かんさいなどが交じっている玄米粥くろごめがゆであった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さいわいにも、針目博士の家は、曾祖父そうそふの代からずっと医学者がつづいており、曾祖父の針目逸斎いっさい、祖父の針目寛斎かんさい、父の針目豹馬ひょうまと、みんな医学者であり、そして邸内に
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
この医者が宮川みやがわ寛斎かんさいだ。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
それから二ねんほどたって、諭吉ゆきち関西かんさいにでかけたとき、宋太郎そうたろう大阪おおさかにきていて、ひそかに諭吉ゆきちをころそうとするけいかくをたてていました。
東北とうほく地方は一躰いったい関西かんさい地方や四国しこく九州きゅうしゅうの辺とちがって、何だか薄暗い、如何いかにも幽霊が出そうな地方だが、私がこの夏行った、陸中国遠野郷りくちゅうのくにとおのごう近辺あたりも、一般に昔からの伝説などが多くあるところだ。
テレパシー (新字新仮名) / 水野葉舟(著)
兄弟は、黄金こがねかんざしを持って、母に教えられたとおり、そっと戻って、農家の軒下へ行った。そして、まだほかにも吊るしてある干菜かんさいや柿の縄へ、その釵をして帰って来た。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それから豚の仔を丸ごと油で煮たのや、山羊の吸物の鍋や、干菜かんさい牛酪ぎゅうらくで煮つけた物だの、年数のかかった漬物だの——運ばれてくるごとに、三名は、その豪華な珍味の鉢や大皿に眼を奪われた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、やがて、大便を催したので、今度は御坊主黒木閑斎かんさいをつれて、湯呑み所際じょぎわかわやへはいって、用をした。
忠義 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そのほか、越中守を見捨てて逃げた黒木閑斎かんさいは、扶持ふちを召上げられた上、追放になった。
忠義 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
が、奸妻かんさいに悩まされ、病肺びやうはいに苦しまされ、作者と俳優と劇場監督と三役みやくの繁務に追はれながら、しかもなほこの嘲魔の毒手に、陥らなかつたモリエエルは、いよいよ羨望せんばうに価すべき比類の少い幸福者である。
点心 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「あまり可愛がり過ぎるからいけない。親の目には、子の良い才ばかり見えて、奸才かんさいは見えないからな」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日影ひかげよは初冬はつふゆにはまれなるあたゝかさにそろまゝ寒斉かんさいと申すにさへもおはづかしき椽端えんばたでゝ今日こんにちは背をさらそろ
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
寛哉かんさい蒔絵まきえの筒に、後藤彫ごとうぼりあゆの金具のついている二百両もする莨入たばこいれを芸妓おんなたちの中へほうった。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その歩兵もわずか五千、絶えて後援はなく、しかもこの浚稽山しゅんけいざんは、最も近い漢塞かんさい居延きょえんからでも優に一千五百里(支那里程)は離れている。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
この作者はしん袁枚えんばいで、あざな子才しさいといい、号を簡斎かんさいといいまして、銭塘せんとうの人、乾隆けんりゅう年間の進士しんし
米連側は、艦載かんさいの快速戦闘機をもって、対抗しているらしいが、見たところ、欧弗同盟軍の方が優勢らしい。
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
わたくしは只葌斎かんさい詩集に見えてゐる本草経が或は枳園の本草経に似た未定稿本であつたのではなからうかと云ふのみである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
葌斎かんさい詩集を検するに、その交つた人々には徳見訒堂じんだうがあり、劉夢沢りうむたくがあり、長川某がある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
別号は蘭軒を除く外、蕳斎かんさいと云ひ、都梁と云ひ、笑僊せうせんと云ひ、又藐姑射はこや山人と云つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
翌日また有馬左兵衛佐さひょうえのすけ道純みちずみ家来竹内玄同たけうちげんどう、徳川賢吉けんきち家来伊東貫斎かんさいが奥医師を命ぜられた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「どうでしょう? あなたのご鑑裁かんさいは」
秋山図 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
關東かんとうでは日光につこう鹽原しほばら關西かんさいでは京都きようと嵐山あらしやま高尾たかをなどは有名ゆうめいなものです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
これで三十六碗になりましょう。この外に四鹹菜かんさいといってこうものが四色出ますからんなで四十品です。御飯も乾飯かんぱん稀飯きはんといって固い御飯とお粥のようなものと二色出ます。ナンボ貴郎あなたでもそれを残らず食べ尽す事は出来ますまい」大原「とても出来ません。しかし僕の両親へ御馳走する時には食べても食べなくてもその三十六碗だけ並べて見たいものです。どうでしょう。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)