“玄米粥”の読み方と例文
読み方割合
くろごめがゆ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
他人ひとの喰べる物とは思われず、藤吉郎はあわててふたの上の杓子しゃくしをつかみ、大鍋の底をかきまわした。干栗かちぐり乾菜かんさいなどが交じっている玄米粥くろごめがゆであった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
粟粥あわがゆきんかゆ玄米粥くろごめがゆを銀の粥などと洒落しゃれていたのは、もう二十日も前の夢で、焼け跡の味噌や沢庵漬も掘りつくし、馬糧の燕麦も喰べてしまい、およそ喰えそうなものは、土をふるい
日本名婦伝:谷干城夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)