“乾菜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんさい50.0%
ほしな33.3%
ひば16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宿端しゅくはずれや問屋場の附近は、なおさらであった。ここでは穀類や乾菜かんさいや、塩、味噌、粉、干魚、鰹節かつおぶしなどの俵とかごと袋で幾つも山ができていた。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「新川の茶わん屋様から味噌もいただいてあるし、乾菜ほしな乾栗ほしぐりも、納屋に蓄えてあるほどに、おつみも日吉も、たんと喰べたがよいぞや」
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
行灯あんどんやら乾菜ひばやら古洋灯ランプやら、さまざまなものをごたくさとつるし、薄暗い土間の竈の前でむじなが化けたようなちんまりした小娘が背中を丸くして割木を吹いている。
生霊 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)