“狢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むじな96.9%
ムジナ3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無きに如かざるの精神にとっては、簡素なる茶室も日光の東照宮も、共に同一の「有」の所産であり、詮ずれば同じ穴のむじななのである。
日本文化私観 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
マットむじなと云う語は、ケット部落に近き今も越後、信濃の山間地方において行われ、その語を以てよく真人村の人をからかうそうである。
「ケット」と「マット」 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
またそれに対して別にマットと呼ばれる村民があって、ケットの者はそのマットの者を目してマットムジナと称し、人を騙すものとして恐れていたというのである。
「ケット」と「マット」 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)