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乾菜
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かんさい
ふりがな文庫
“
乾菜
(
かんさい
)” の例文
宿端
(
しゅくはず
)
れや問屋場の附近は、なおさらであった。ここでは穀類や
乾菜
(
かんさい
)
や、塩、味噌、粉、干魚、
鰹節
(
かつおぶし
)
などの俵と
籠
(
かご
)
と袋で幾つも山ができていた。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
他人
(
ひと
)
の喰べる物とは思われず、藤吉郎はあわてて
蓋
(
ふた
)
の上の
杓子
(
しゃくし
)
をつかみ、大鍋の底をかきまわした。
干栗
(
かちぐり
)
や
乾菜
(
かんさい
)
などが交じっている
玄米粥
(
くろごめがゆ
)
であった。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
物置をあけて、彼は
夕餉
(
ゆうげ
)
にする
粟
(
あわ
)
や豆の俵を見まわした。驚いたことには、多少その中に蓄えておいた穀物も
干
(
ほ
)
し肉も、天井につるしておいた
乾菜
(
かんさい
)
まできれいに失くなっているのだった。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
乾
常用漢字
中学
部首:⼄
11画
菜
常用漢字
小4
部首:⾋
11画
“乾”で始まる語句
乾
乾児
乾坤
乾分
乾物
乾燥
乾酪
乾坤一擲
乾干
乾草