“くわんさい”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
寛齋	33.3%
関西	33.3%
關西	33.3%

寛齋

城彈三郎が拔け荷を扱（あつか）つてゐることを、茂野が知つて居たのかも知れない。それに平右衞門町の路地の入口には、父親を診（み）てもらつてゐる醫者の寛齋（くわんさい）が居る。

銭形平次捕物控：139 父の遺書 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)

関西

それに加（くは）へて男（をとこ）の周旋業（しうせんげふ）も一向（かう）うまくは行（ゆ）かないところから、一年後（ねんご）には夫婦別（ふうふわか）れと話（はなし）がきまり、男（をとこ）は母（はゝ）と妹（いもうと）とを連（つ）れて関西（くわんさい）へ行（ゆ）く。

吾妻橋 (新字旧仮名) ／ 永井荷風、永井壮吉(著)

關西

とにかく、メンスの上（あが）つた女性（ぢよせい）で（どうもこれも失言（しつげん）らしいが）老（お）いてます／＼旺（さか）ん（これもまた失言（しつげん）らしいが）なのは、關西（くわんさい）では林歌子（はやしうたこ）、關東（くわんとう）では長谷川時雨（はせがはしぐれ）だけである。

長谷川時雨が卅歳若かつたら (旧字旧仮名) ／ 直木三十五(著)