“かみがた”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カミガタ
語句割合
上方88.9%
京阪3.3%
阪地2.8%
京阪地1.7%
京都1.1%
上國0.6%
京方0.6%
関西0.6%
關西0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仮令(たと)い又私が奮発して、幕府なり上方(かみがた)なり何でも都合の宜(い)い方に飛出すとした処が、人の下流に就(つい)て仕事をすることは固(もと)より出来ず
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
西依(にしより)成斎は肥後生れの儒者で、京都の望楠書院で鳴らし、摂津の今津(いまづ)へも十年ばかり住むでゐて弟子取(でしとり)をしてゐたので、京阪(かみがた)ではよく名前が通つてゐる。
阪地(かみがた)の婦(おんな)はなぜだろう、生きてるのか、死んでるのか、血というものがあるのか知らん、と近所に居るのも可厭(いや)なくらい、酷(ひど)く、さました事があったんだから……
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
二十四五の中年増(ちゅうどしま)で、内証(ないしょう)は知らず、表立った男がないのである。京阪地(かみがた)には、こんな婦人を呼ぶのに可(い)いのがある。(とうはん)とか言う。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そこへ姿がよくなるように豆腐とお粥ばっかり喰べさせられている花恥かしい娘に京都(かみがた)下りの友禅の振袖を着せて壺を振らせますので、誰も疑う者はおりませぬばかりか、それはそれは大した繁昌で
近頃になつて上國(かみがた)から來た人の又聞の話に據ると、老僧の遺骸は滿洲に居る次男が歸つて來るまで、其のまゝにしてあつたが、次男のところがなか/\知れなかつたので
ごりがん (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
それが偶然音樂會の切符とともにかくしから出て來たので、妙に懷かしい氣持ちで見てゐたのは、上國(かみがた)の旅行後二週間ほど後で、空からは陰鬱な五月雨を催しかゝつてゐた。
ごりがん (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
よき折から京方(かみがた)に対し、関東の武威をあらはすため、都鳥を射(い)て、鴻(こう)の羽(はね)、鷹(たか)の羽(は)の矢を胸(むな)さきに裏掻(うらか)いて貫(つらぬ)いたまゝを、故(わざ)と、蜜柑箱(みかんばこ)と思ふが如何(いかが)、即ち其の昔
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
関西(かみがた)へ来たなら、是非見せて置きたいものが二つ三つある。一つは京都の博物館にある婆藪(ばそう)仙人と今一つは法隆寺の宝蔵にゐる何とか言つた仏体だ。
ふと、ある日、菜の花のお漬(つ)けものがございますかとAさんにお目にかかつたとき、關西(かみがた)の郊外の話から、お訊ねしたことがあつた。
春宵戯語 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)