“かみて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上手95.7%
上方1.4%
上流1.4%
上流手1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その階上で歓迎の茶菓を饗せられて、『樺太要覧』という小本と絵葉書とを一同が貰って、また少し上手かみての新築の小学校へ入った。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
ルバコンテの上方かみてに、めでたく治まるまちをみおろす寺ある山に登らんため、右にあたりて 一〇〇—一〇二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
彼はどこかこのあたりの別荘へ来ている者だろうと思ったきりで、それ以上べつに好奇心も起らないので、女のことは意識の外にいっしてその土手を上流かみての方へ歩いて往った。
蟇の血 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「——馬と馬とは、寄りおうて、馬筏うまいかだを組みて渡せよ。つよき馬は上流手かみてに泳がせ、弱き馬はゆるやかに、その尾について、無理さすな」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)