“うわて”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ウワテ
語句割合
上手95.9%
上流2.7%
向島1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうなりますと、絶体絶命、こうに受けるより手がなくなりました。上手うわてに向っての劫は大損でございますが、仕方がありません」
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
上流うわてから一艘の屋根船がしずかに下って来て、大川の秋の水は冷やかに流れていた。
両国の秋 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
お前さんに誘い出されて向島うわてくんだりへ往ってさ、二晩や三晩うちを明けた事も有ります、それもいけど、あんな人のだからお前さんと遊ぶにも、お前さんだって有り余る身代じゃアなし
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)