“うめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ウメ
語句割合
57.1%
14.2%
9.8%
呻吟4.7%
3.8%
2.7%
美味1.7%
梅花1.2%
1.2%
0.8%
0.3%
佳味0.2%
上手0.2%
0.2%
右馬0.2%
0.2%
呻唸0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
梅實0.2%
梅樹0.2%
注水0.2%
煩悶0.2%
0.2%
莵野0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
言葉も叫びもきもなく、表情もなかった。伊沢の存在すらも意識してはいなかった。人間ならばかほどの孤独が有り得る筈はない。
白痴 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
ればそこらが、きれいな草地で、そして恰好いさまざまの樹草……、そのがあちこちに点綴してるのでした。
さけぶまでに、意識がはっきりすると、全身の痛みも、熱をおびて、彼を、かせた。大きく、何度もった。唸ると、楽である。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三聲めにると、くやうな、むやうな、呻吟くやうな、くかと意味かにつてて、らしくく……
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
道楽を一つするじゃなし、おを一人置こうじゃなし、時たまえ酒を飲んで、旨え物を食ってみるくれえが関の山なんだ。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
一面竹藪だつたとかで、それを根丈さずに土堤いたから、存外つてゐますからねと
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
とすると何といっても、こっちとしちゃ年期のかかってるお前さんだけ、つまり美味え汁粉のほうだけでたくさんだってこういう次第になってくる
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
「どうじゃ範宴、きょうは、わしにいてこないか」陽が暖かくて、梅花ばしい日であった。庭さきでもうように、慈円はかろく彼にすすめる。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
丁寧にむしって出すのを、え/\と喰うくらいの事じゃねえ、り仲が好過ぎてネ、遂々赤ん坊が出来た
「つまらねえ広告をしてやがる! だがあの乞食もえことを考えつきやがったな。」
掠奪せられたる男 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
彷徨いあぐねてこの洞穴の一つのまえを通りかかった水無瀬女は、穴の中からき声に混ってこういうのを聞いた。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
婆奴等、そつちの偸嘴してねえで、佳味つたら此方つてう」先刻珠數いた小柄さんが呶鳴つた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
りや佳味えこたあ佳味えがりあまくつてがにやくなるやうだな」勘次めた幾杯けた。勘次風呂敷からしてお枕元いて
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「あの白首、身体こったらに小せえくせに、とても上手えがったどオ!」
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
あそび作りたるを打こぼつをもあそびとし、又他ののこれにちかくおなじさまに作りたるををおとすなどいひてうちくるふもあり、そのまゝにおくもあり。
左樣で御座います。たしかに血に違ひありません。本多右馬之丞樣は、塀を乘り越えて、こつちへ飛び降りようとしたところを
つれなくえし有明形見めて、(ばかり)ときけんからず。
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
『よしっ。貰うたぞ。今……生胆の買手をば連れて来るケニ、貴様あ今にも死ぬゴトうんうん呻唸きよれや』
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
談ここにりて、甲と乙とは、思わず同音にきぬ。乗り合いは弁者の顔をいて、その後段を渇望せり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
空しく長きき声を洩すのみ、此有様も如何ように見て取る可きか、目科はさずて入り
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
少ししらけた席の穴をるためか、昇がかに問われもせぬ無沙汰分疏をしだして、近ごろは頼まれて、一はざめに課長の所へて、細君と妹に英語の下稽古をしてやる、という。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
らぐべきもなくて、をうみ梅實もそゞろしき幾日、をぐらきのあけくれに、をちりなく山時鳥の、からゐにはふりでねど
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
若者一個庭前にて何事をかなしつつあるを見る。多きに沿いたる井戸のらに少女あり。水枯れし小川の岸に幾株の老梅並びてり、の実、星のごとくこの梅樹より現わる。
小春 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
医者は熱湯の中へ手を入れて、「もう少し注水ましょう。余り熱いと火傷でもなさるといけませんから」と注意した。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
と云うのは河中に転落したお客が船舟べりにつかまりら生命の危険なんかそっちのけにして、流れて行く一本の雨傘をとらえようとして手を延ばし焦心煩悶いていたからさ。
赤げっと 支那あちこち (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そして自分は、母の帝が板蓋宮炎上のあとで、暫く仮宮に使つてをられた川原の古宮に黙々として起居しながら、妃の莵野王女の眼をぬすんでは通つてくるのだつた。
鸚鵡:『白鳳』第二部 (新字旧仮名) / 神西清(著)