うめ)” の例文
字引をコツコツ引いて油汗をダクダク出して考え考え読んで、なるほどコイツはうめエやではちっとも面白くないと言った。
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
「つまらねえ広告をしてやがる! だがあの乞食もうめえことを考えつきやがったな。」
掠奪せられたる男 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
早「ところがわしふみいた事がねえから、われ書いてくんろ、汝は鎮守様の地口行灯じぐちあんどうこしれえたがうめえよ、それ何とかいう地口が有ったっけ、そう/\、案山子かゝしのところに何かるのよ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「ウムこの先生の文七はうめえぜ」
落語家温泉録 (新字旧仮名) / 正岡容(著)
△「えへゝゝ旨く云ってらア、殿様は如才じょさいねえや、うめえや」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)