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甘
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うめ
ふりがな文庫
“
甘
(
うめ
)” の例文
「時に、オイ、熊の野郎め久しく顔を見せねエが、どうしたか知つてるかイ、何か
甘
(
うめ
)
い商売でも見付けたかな」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
丁寧にむしって出すのを、
甘
(
うめ
)
え/\と喰うくらいの事じゃねえ、
余
(
あんま
)
り仲が
好過
(
よす
)
ぎてネ、
遂々
(
とう/\
)
赤ん坊が出来た
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
折角
(
せつかく
)
甘
(
うめ
)
え
酒
(
さけ
)
臺
(
でえ
)
なしにして
可惜物
(
あつたらもん
)
だな、
此
(
こ
)
らこんで
餘程
(
よつぽど
)
えゝ
酒
(
さけ
)
だぞ」
抔
(
など
)
といふ
聲
(
こゑ
)
が
雜然
(
ざつぜん
)
として
聞
(
きこ
)
えた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
東海道
膝栗毛
(
ひざくりげ
)
もすさまじいや、尾張名古屋は城で持つと、雲助までも唄っていらあな、
宮重
(
みやしげ
)
大根がどのくらい
甘
(
うめ
)
えか、尾州味噌がどのくらいからいか、それを噛みわけてみねえことにゃ
大菩薩峠:21 無明の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
第一、君あの辺の景色が素晴しいぜ、山があり、森があり、河原がひろく、昔の道中絵の通りだぜ——蛇籠にでも腰を降して弁当を喰つたりするのは、それあもう
甘
(
うめ
)
えぜ。頭が休まるねえ。
村のストア派
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
▼ もっと見る
「世の中には
甘
(
うめ
)
い
物
(
もん
)
が有れば有るもんだあ!」
椋のミハイロ
(新字旧仮名)
/
ボレスワフ・プルス
(著)
そんでも
先刻
(
さつき
)
はがや/\一
杯
(
ぺえ
)
居
(
え
)
るやうだつけがあつちぢや
甘
(
うめ
)
え
物
(
もの
)
あつて
爺等
(
ぢいら
)
とつ
返
(
けえ
)
しとつたんべなあ
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
大芳の若棟梁は今に立派なものになんなさる、親方さんも
好
(
い
)
い養子をもらい当てゝ仕合せだ、あゝ
甘
(
うめ
)
え塩梅しきに
行
(
ゆ
)
けば実子がなくっても
心配
(
しんぺえ
)
することはないなどと申して居ります。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
俺
(
お
)
ら
朝
(
あさ
)
つぱら
出掛
(
でかけ
)
つちやつてまあだ
行逢
(
えきや
)
えもしねえから、どうするつちんだか
分
(
わか
)
んねえが、どうせ
甘
(
うめ
)
え
面付
(
つらつき
)
もしちや
居
(
え
)
らんめえな、
此
(
こ
)
んで
怪我
(
けが
)
なんぞさせてえゝ
心持
(
こゝろもち
)
ぢやあんめえな
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
甘
(
うめ
)
え仕事もねえのサ……親方御免なせえ……お爺さん熱くして一本
酣
(
つ
)
けておくれ、お爺さん、カラどうも
酔
(
えい
)
が醒めちゃア
生地
(
いくじ
)
がねえんだ、寒い時と
怖
(
こえ
)
え時は酒でなくッちゃア
凌
(
しの
)
げねえから
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“甘”の解説
あまいこと。あまいもの。甘味を参照。
漢字の部首の一つ。甘部を参照。
甘 (姓) - 漢姓のひとつ。
中国の古代地名、甘のこと。本記事で説明。
甘(かん)は中国の古い地名。現在の中華人民共和国陝西省西安市鄠邑区甘亭鎮にあたる。
夏の帝啓が、諸侯の有扈氏を破った古戦場。この地で、書経の「甘誓」は発表された。
(出典:Wikipedia)
甘
常用漢字
中学
部首:⽢
5画
“甘”を含む語句
甘味
甘美
甘藍
甘藷
甘睡
甘蔗
甘藷畑
甘酸
甘草
甘々
甘薯
甘蕉
花甘藍
甘酒
甘受
甘木
甘垂
甘干
甘葛
甘納豆
...