“甘草”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんぞう80.0%
かんさう10.0%
かんざう10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甘草かんぞうに、肉桂粉にっけいふん薄荷はっかといったようなものを二寸四方位の板に練り固めて、縦横十文字に切り型を入れて金粉や銀粉がタタキ付けてある。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
久し振りで庵を訪ねた主人の前へ、一色道庵の示した丸藥の成分と言ふのは、人參、松樹甘皮まつのあまかは胡麻ごま薏苡仁よくいにん甘草かんさうの五味だけ。
其処に父は帳合ひをしらべ、兄はせつせつと片隅の薬研やげん甘草かんざうか何かをおろして居りました。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)