“甘蕉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんしょう33.3%
カンショウ33.3%
バナナ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中国名の芭蕉ばしょうは一に甘蕉かんしょうともいい、実はバナナ、すなわちその果実の味のあまいバナナ類を総称した名である。ゆえにバナナを芭蕉ばしょうといい、甘蕉かんしょうといってもよいわけだ。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
中国に甘蕉カンショウというものがある。その実が甘くて食用になるので、甘蕉といわれる。すなわちいわゆるバナナ(Banana でこの語は西インド語の Bonana からである)
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
一人ありて他の一人の所有地に甘蕉バナナを植え、その果熟するに及び互いにこれを争う。決せずしてブロク猴に裁決を求めると猴承知して二人に果を分つに、一人対手あいての得分多きに過ぎると苦情いう。