“バナナ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
芭蕉実60.0%
甘蕉20.0%
甘蕉実20.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「水道橋まで歩行くが可い。ああ、酔醒えいざめだ。」と、衣紋えもんゆすって、ぐっと袖口へ突込んだ、引緊ひきしめた腕組になったと思うと、林檎りんごの綺麗な、芭蕉実バナナふんと薫る、あかり真蒼まっさおな、あかるい水菓子屋の角を曲って、猶予ためらわずと横町の暗がりへ入った。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一人ありて他の一人の所有地に甘蕉バナナを植え、その果熟するに及び互いにこれを争う。
ある人『ネーチュル』雑誌へ出せしは、その園中に放ち飼える手長猿の一牡児、木から堕ちて腕節外れると、他の猿一同厚く世話焼く、特に篤志だったはその児に何の縁なき一老牝で、毎日くれた甘蕉実バナナを自ら食わずにまず病猿に薦めた。